2021年

9月

11日

菅首相に敬意を表します

 新型コロナで1年延期となった第32回オリンピック・パラリンピックが大過なく終わり、日本は約束を果たしました。いずれも史上初の無観客でしたが、終わってみればそれもよかったように思われます。大観衆の熱気こそないものの、画面には初めての人でもわかるように適時解説が加えられて、ひと味違う新しいオリンピックを楽しむことができました。パラリンピックの観戦では全く予想を超えたスピードと迫力に圧倒されました。そして、そこに至るまでの汗と涙に胸が熱くなりました。

 次回3年後の開催国フランスのデモは、福祉と情報技術の融合による新しい音楽の世界でした。福祉はこれまで人の手による介助が基本でした。しかし、これからの福祉は単に生活の介助にとどまらず、その先を行くものでなければならないということです。閉会式でのボランティアの皆さんによるアトラクションもその意味で感銘を受けました。多くの開催中止の声があがる中、菅首相がオリンピックの開催を決断されたことに改めて敬意を表したいと思います。

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2021年

7月

05日

ワクチンを打って楽しい東京五輪を

日米英のコロナ感染者数とワクチン接種率推移比較
日米英のコロナ感染者数とワクチン接種率推移比較

 イギリスは2020年12月8日に新型コロナワクチンの接種を開始し、わずか2回の接種で押さえ込むことに成功しました。図はワクチン接種率と感染率の関係を、英、米と比較したものです(1)。ワクチン接種により感染者の増加が減少に転じています。再拡大も見られますが、その感染者はワクチン未接種者であることがわかっています。  

 日本のワクチン接種は英米より少し遅れて2021年2月17日からでしたが、優先順位の問題でさらに遅れました。しかし、英米に比べれば感染率は桁違いに少なく、総理の権限で数十万人程度のオリンピック特別枠をつくれば十分かと思われます。ただ、専門家の提言にワクチン接種の強化を求める声がないのがふしぎです。来日していただくお客様の安全第一は当然ですが、できれば最高に楽しかったという日本の思い出を持ち帰ってほしいと思う今日この頃です。(1)図は札幌医科大学医学部付属医学研究所データにより作成したものです。

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2021年

5月

25日

東京五輪「お客様ファースト」で

世界各国の感染率と死者数:死者数と感染者数はNHKワールドデータ、人口はグローバルノート(国連)を利用
世界各国の感染率と死者数:死者数と感染者数はNHKワールドデータ、人口はグローバルノート(国連)を利用

 東京五輪を目前に開催反対の声が高まっています。「安全無視の金儲け」、「病室満杯で特別扱いはできない」など、夢を目指してきた若人たちは言葉を失い、昭和の世代は「お客様は神様」だったはずの祭典がこれでいいのかと心を痛めています。

 すべて政府の責任というのも問題です。縦割り組織のもとで関係者だけが休む間もないではそれこそ「自滅」しかねません。

 

図は、死者数が多い国の感染率と死亡率を見たものです。アメリカ、イギリス、ロシアなどワクチン開発国を含めて多くの先進国が炎上している一方、日本の感染率と死亡率はむしろ低く抑えられています。アベノマスクと揶揄されたマスク姿も今は心遣いを優先する日本式スタイルの象徴となりました。残された時間はわずかです。ワクチンを接種した人はバッジや5色羽根を胸に飾って「お客様ファースト」のオリンピックの成功にみんなで協力したらどうでしょうか。

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2021年

5月

01日

福島原発処理水海洋投棄の何が問題?

 福島原子力発電所処理水の海洋投棄に漁業組合は風評被害を恐れるとして反対してきました。しかし、溜まる一方の処理水は逆に風評を裏付ける根拠にされる心配が大きくなっているように思います。処理水の安全性についてはすでに国際原子力機関(IAEA)をはじめ世界各国の報告書があり、これ以上議論の必要はないと思われます。しかし、韓国と中国だけが日本による海洋投棄を問題にしています。この状況にあわせたかたちで、中国や韓国に水質監視に加わってもらってはどうかという意見が見られます。しかし、火のないところに火をつけられているのに、何事も穏便にすませようとする日本的解決が逆に問題を大きくしていくことが心配です。少なくとも、中国や韓国はトリチューム発生量が多い重水原発を使用している世界でも珍しい国であり、自国の排水について日本以上の安全対策や排水処理対策を行っているということを示してもらわない限り、日本の安全対策を非難されたり、監視されたりする理由はないと思われます。

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2021年

2月

20日

新型コロナワクチン接種の目的変更を

  新型コロナのワクチン接種の目的を籠城型から攻撃型に切り替えるべきだと思います。これまでのやりかたは籠城型でした。長期化すると国全体が疲弊し活力がなくなる心配があります。

 オリンピックも間近です、反転攻勢に転じるべきではないでしょうか。たとえば、最も重要な東京都に的をしぼり、外出しない高齢者ではなく若者を中心にワクチンを接種してその地域のウイルス拡散をとめ、それによって生まれるベッドや医療従事者は周辺地域の支援にまわす。つまり安全地帯を拡大していく、そのような戦略をとる必要があると思います。支援内容は医療だけではありません。安全地域の住人は感染せず、感染させないわけですから、報奨金をつけて飲食や旅行を奨励するのもいいかもしれません。 ワクチンが開発されたとはいえ、全国民に直ちに接種できるわけでもなさそうです。ワクチンの到着を待つより、積極的に安全地帯を拡大していく方が気持ち的にもよいように思われますがどうでしょうか。 

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環境庁キャンペーンより抜粋
環境庁キャンペーンより抜粋

 図は環境庁のものですが、賛成です。ネコカフェルディのネコたちは8頭全員が完全室内飼育です。最初のドアを開けると受付があり、受付で料金を支払ってから、靴を脱いで土間に上がり、ベビードアを手前に引いて最後に部屋のドアをスライドさせ入るようになっています。脱走防止というよりも飛び出し防止のためです。猫たちは探検するのが大好きですから飛び出すことはあっても脱走する気はなく、その証拠に今までいなくなったことはありません。車にひかれたり、ノミやシラミ、病気に感染して帰る心配があります。