蜷川幸雄氏追悼公演[尺には尺を]を観てきました

蜷川氏追悼公演「尺には尺を」 
蜷川氏追悼公演「尺には尺を」 

 6月8日は、さいたま芸術劇場で5月12日に亡くなった蜷川さんの追悼公演となったシェークスピア喜劇「尺には尺を」を観てきました。劇が終わると、全員が席から立ち上がり、出演者と蜷川さんに惜しみない拍手を送りました。

 お目当ての鈴木彰紀さんはネクスト一期生で、今回はセリフさえ少なかったものの貴族から囚人まで多くの役を見事に演じ切り、特に娼婦の役はまったく女性としか見えないしぐさとあでやかさで感動しました。

 劇場入口で購入したプログラムにあった翻訳家松尾和子さんによる「尺には尺を」の原題解説や三成美保さんによる<結婚という刑罰>の解説は目からうろこでした。