電子レンジ発火の原因と対応

   電子レンジ火災の発生件数(東京消防庁資料より作成)
   電子レンジ火災の発生件数(東京消防庁資料より作成)

 図は東京消防庁の資料から作成した電子レンジ火災数(青線)と同庫内出火数(赤線)です。東京消防庁の検証では、食品の過熱による火災は5~10分以上の加熱で発生しており、庫内にはガスが充満している可能性があるためドアを開けると火勢の拡大を招いたり、燃えている物を取り出そうとすれば着ている服に着火する危険があり、ドアは閉めたまま電源を切って鎮火を待つことをすすめています。加熱開始後数秒で発生するスパーク火災にはどう対応すべきでしょうか。私の手元にある本では、金属はマイクロ波を反射するので、加熱したくない部分だけをアルミ箔で覆うことも電子レンジ利用のこつだとしています。スパークによる火災の危険はないのでしょうか。もう少し検証を続けてみたいと思います。