ブレーメンの音楽隊

ブレーメンの音楽隊
ブレーメンの音楽隊

 カフェの中に小さな円筒型の部屋があります。こどもたちが喜ぶ木のほこらをイメージしたのですが、今はまだミニギャラリーとして利用しています。写真はグリム童話の代表作「ブレーメンの音楽隊」の石膏彫刻です。童話では歳をとって働けなくなったロバや犬と一緒に、ネズミをとれなくなった猫が音楽隊を編成してブレーメンに向かうという話になっています。ブレーメンはドイツ北部の港町で、グリム兄弟が生まれたフランクフルト近郊のハーナウを起点とするメルヘン街道の終点です。途中には「笛吹男」で有名なハメルーンがあります。諸説ありますが、ネズミが大発生したあと街に子供たちの姿がなくなったというのは事実のようです。街にネコちゃんがたくさんいればこんなことにはならなかったかもしれませんね。この石膏彫刻を求めた有名なベトヒヤー通りはコーヒー貿易で財をなした富豪が私財を投じて中世の街並みを再現したものだそうです。   戻る