フラクタルアート

 カフェ入口にある絵は周南市の美術連盟会長高下正明先生のフラクタルアート(Fractal art)の一つです。フラクタルとは、図形のどの部分を拡大しても、全体と同じ形になる自己相似性をもった図形でリアス式海岸や毛細血管などがフラクタル構造をもつといわれています。入りくんだ海岸線を短い定規で測ればいくらでも長くなります。相似図形を大きいものから小さいものにならべていくと普通は一点に収束しますが、フラクタル構造ではどこまで縮小しても同じ形というわけです。逆に拡大して宇宙の構造もフラクタルではないかというのですから面白いですね。フラクタルアートとは、フラクタルな幾何図形をコンピュータで計算して、結果を画像や音で表した芸術作品で、デジタルアートの一つだそうです。私も先生にお会いするまでそのような芸術分野は知りませんでしたので目からうろこでした。高下先生の「富楽36景」を別室に展示していますので興味ある方は声をおかけください。戻る